沖縄ダイビングライセンス

沖縄ダイビングライセンス取得

水中ハウジングのセッティング方法・デジタルカメラ編

水中ハウジングのセッティング方法

ダイビングの際の水中撮影はデジタルカメラに水中用ハウジング(防水ケース)を使用して撮影します。水中ハウジングはカメラメーカー、もしくは水中撮影機材のメーカーが開発しています。水中ハウジングのセッティング方法やメンテナンスは各ハウジングによって違いもありますが、共通の部分も多いです。
 
今回はダイバーのシェア率で圧倒的な人気を誇るオリンパス(OLYMPUS)から出ている「OLYMPUS Tough TG-5」の水中ハウジングPT-058を例に進めて行きます。オリンパスのTG5は水中ハウジングPT-058を使用することにより、水深45Mまで水中撮影が可能です。実際にセッティングするときは各メーカーの説明書もよく読んでから行ってください。

水中ハウジングの正しいセッティング方法

水中ハウジングのセッティング・用意するもの

水中ハウジングのセッティングの際に用意するものは、カメラ用のブロアー、乾燥剤、Oリングリムーバー、グリス、布、綿棒などを用意します。OLYMPUS製の水中ハウジングは乾燥剤、Oリングリムーバー、グリスがセットになっています。

水中ハウジングのセッティング・Oリングリムーバー

水中ハウジングのセッティングでは、水中ハウジングを開いて溝にはまっているOリングをOリングリムーバーを使用して外します。水中ハウジングはこのOリングというゴムに圧力が加わり密閉されます。Oリングを外すときにマイナスドライバーなど先端のとがったものを使用してOリングを傷つけないようにOリングリムーバーを使用します。Oリングに傷がついていると水没の原因になります。
 
Oリングには乾いた塩、砂やチリなどのゴミ、糸くず、髪の毛などが付着していないか確認します。付着したゴミを取り除くのに布などを使用する場合がありますが、布の繊維の糸くずが付着してしまう場合があるので指先で取り除くのがおすすめです。きれいに取り除けた後はグリスをうすく塗ります。このときも指先でうすく伸ばしていくのがおすすめです。慣れてくると指先の感触で砂などのゴミが付着していないかわかるようになります。髪の毛がOリングに付着しているだけで水没する場合もあります。

水中ハウジングのセッティング・綿棒

Oリングのはまっていた溝もゴミがたまりやすい場所です。綿棒やブロアーできれいに掃除しましょう。水中ハウジングのカメラ本体を入れるケースと蓋になる部分の接合部分にもゴミが付着していると水没の原因になります。ブロアーや布などできれいにしましょう。接合部分の全体にうすくグリスを塗るのもおすすめですが、塗りすぎても水没する場合があります。グリスを塗る場合にはうすく伸ばすように注意してください。
 
水中ハウジングにカメラ本体をセットして乾燥剤を入れます。OLYMPUS製の水中ハウジングはカメラ本体を入れる下側に乾燥剤を入れるスペースがあります。乾燥剤は温度変化によるレンズの曇りを防止してくれます。必要以上に複数入れたり、大きい物を入れると水没の原因になります。Oリングや接合部分に当たっていないかしっかり確認します。乾燥剤が湿っている場合はこまめに交換が必要ですが、ほとんどの場合はひとつだけで充分です。
 

水中ハウジングのケースを閉じます。OLYMPUS製の水中ハウジングやほとんどの水中ハウジングでは写真のようなロック式になっています。水中ハウジングのカメラ本体を入れるケースと蓋になる部分の接合部分にヒモや乾燥剤がはさまっていないか確認しましょう。OLYMPUS製の水中ハウジングはレンズキャップや液晶フードが、特にはさまりやすいので注意が必要です。

水中ハウジングのセッティング・水没チェック

水中ハウジングのセッティングが終わったら、桶などに水を貯めて水没チェックをやります。ハウジング内に水が浸入してこないかを確認しながら水につけます。各ボタンの動作を確認して、実際に数枚の写真を試し撮りするのがおすすめです。ダイビングの休憩中は日陰に保管するか、水を貯めた桶に沈めておきます。

水中ハウジング・使用後のメンテナンス

水中ハウジングのセッティング・メンテナンス

水中ハウジングを使用した後のメンテナンスは桶などに水を貯めて、水中ハウジングを沈めて塩抜きをします。塩抜きする時間は30分以内で充分です。桶のなかの水は圧力が弱いため、長く水につけ過ぎるとハウジングの内部に水が浸入する危険があります。ハウジングの内部は水没してしまった時以外は洗う必要はありません。内部は濡らさないようにします。水中ハウジングは使用していくとボタンに塩がたまり水没することがあります。水中ハウジングからデジタルケメラを取り出して、写真のように水の中で各ボタンを数回ほど押して塩がたまらないようにします。
 
長期間の保管をするときはデジタルカメラは取り出して、蓋を閉めて保管します。Oリングは伸びてしまう危険性があるので溝から外してほこりがつかないような場所に保管します。Oリングのグリスを拭き取ってからハウジング内部に保管するのもおすすめです。水中ハウジングとOリングにつけたグリスは長期間使用していないと固まってしまい、次回に使用する際の水没の原因になります。長期間の保管をするときはグリスをきれいに拭き取って置きましょう。
 
おすすめの水中カメラのオリンパス TG5 タフの水中撮影もご覧下さい。
 

(Last Update:2017年12月1日)

投稿者のプロフィール

空 良太郎
北海道小樽市生まれ。沖縄でPADIインストラクターを取得。その後、サイパンのMOCダイブセンター、タイのサムイダイビングサービスで勤務。世界的な水中写真家達と出会い、水中写真を始める。2011年に沖縄PADIダイビングスクール ワールドダイビングを設立。