
ドライスーツの中性浮力と給気・排気バルブの使用方法を分かりやすく徹底解説します。
ドライスーツのダイビングではウェットスーツとは違い、浮力のコントロールが大きく変わります。ウェットスーツではBCDのインフレーターを操作して中性浮力を取ります。ドライスーツでは給気バルブと排気バルブを操作して中性浮力を取ります。
記事の内容は「ドライスーツの給気バルブ」、「ドライスーツの排気バルブ」、「ドライスーツのウエイト」、「ドライスーツの中性浮力」、「ドライスーツの関連記事」、「ドライスーツの中性浮力と給気・排気バルブのまとめ」に分けて紹介します。
ドライスーツの中性浮力と給気・排気バルブの使用方法について知ることはとても重要です。
ドライスーツの給気・排気バルブの使用方法を理解していないと、ウェットスーツとはまったく異なるため、中性浮力がぜんぜん取れなくなります。深度コントロールができなくて急浮上してしまうかもしれません。
ドライスーツの給気バルブ

ドライスーツの給気はレギュレーターの中圧ホースを1本追加してドライスーツの胸部の給気バルブにつなぎます。
ドライスーツの場合はBCDに空気を送るよりも、ドライスーツへ空気を送りドライスーツのなかで空気の層を作ったほうが暖かいです。ドライスーツは給気することにより、空気の層を作って保温します。
BCDとドライスーツの両方の給気・排気バルブを操作する必要はなく、基本的にはドライスーツの給気・排気バルブで浮力を調整します。両方を操作すると複雑になり、中性浮力がさらに難しくなります。
ダイビングを開始して、潜降するとドライスーツ内の空気は圧力の影響で圧縮されます。その際に胸部の給気バルブに付いている給気ボタンを押して空気を送ります。その後はBCDの使用時と同様に深度が深くなるにしたがって給気します。
基本的にほとんどのドライスーツで給気ボタンは胸部の給気バルブに付いている一つのみになります。
ドライスーツはメーカーや種類によって使用方法が変わります。給気バルブと排気バルブの説明などをしっかり説明書を読んでから使用するようにしましょう。
ドライスーツの排気バルブ

ドライスーツ内に空気を入れすぎてしまった場合や深度が浅くなる場合はドライスーツ内の空気を排気します。通常、排気バルブは左の肩に付いています。主に自動排気と手動排気の切り替えがあり、2通りの抜き方を選べます。
自動排気は身体をまっすぐに起こして左肩を少し上げると自動で抜けていきます。手動排気も同じ姿勢をとり、排気バルブのボタンを押すと空気が抜けていきます。
これは空気が排気バルブの内側に溜まり、内側から押される力によってバルブが開きます。自分の身体のどの部分に空気が溜まっているか、どのような姿勢になれば空気が抜けるか慣れるまでは少し時間がかかります。

上の写真のバルブはリストバルブと言います。肩の排気バルブは自動排気にすると意図していない場合でも身体をまっすぐに起こすと空気を排気してしまう場合があります。
肩の排気バルブを手動排気に切り替え、リストバルブを開いておくと腕を上げた場合だけ空気を排気することができます。リストバルブは慣れると使いやすくとてもおすすめです。オプションで付けることができる場合が多いです。
ドライスーツの場合は逆立ちになってしまい、足に空気がたまり急浮上してしまう「吹き上げ」という状態があります。ドライスーツの足の部分に排気バルブがついているタイプやガーターを取り付けて空気がたまらないようにするタイプもあります。

逆立ちの姿勢になってしまうと姿勢を直すことが出来なく、空気を抜くことができなくなってそのまま急浮上してしまいます。
もしドライスーツの足に空気がたまり、吹き上げが起こりそうになった場合は、両手、両足を大きく広げて水の抵抗を大きくし、浮上スピードをコントロールするフレアリングという技術が有効です。
フレアリングだけで浮上スピードをコントロールすることができない場合は最終手段としてドライスーツの手首や首の部分を手で開いて水を侵入させます。水没してしまいますが、浮上スピードによっては減圧症や肺の過膨張障害の危険性があります。
ドライスーツのウエイト

ドライスーツとウェットスーツではウエイトの量も大きく変わってきます。それぞれの種類によって重さは異なりますが、ウェットスーツ使用時と比べると1.5倍~2倍の量のウエイトが必要になります。
ドライスーツの中にどんな洋服を着ているかによってもウエイトの量は変わります。厚着すればウエイトの量は増えていきます。ログ付けするときにドライスーツの中に着た洋服も記録するようにしてください。
ドライスーツではウエイトベルトより、重さを分散させることができるベスト型のウエイトベストがおすすめです。また、足の部分が安定しなくなり、浮きやすくなるのでアンクルウエイトの使用もおすすめです。
アンクルウエイトを利用することによってドライスーツの吹き上げの危険性を大きく減らすことが出来ます。
ドライスーツの中性浮力

ドライスーツの中性浮力はBCDの操作より難しく、慣れるまで時間が必要です。沖縄の場合は必ず必要ではありません。BCDの中性浮力に慣れてからがおすすめです。
ドライスーツは胸部の給気バルブの給気ボタンを押せば給気できます。給気後は自分のドライスーツのどの場所に空気がたまっているのかを意識してイメージします。空気のたまっている箇所は膨らみます。
足に空気がたまり、下半身が浮いてくるようであれば上半身を起こして空気を移動します。上半身に空気がたまり足が下がるようであれば足を上げて空気を移動します。水平姿勢を意識して空気を移動します。
ドライスーツの排気バルブはBCDの排気と比べて、空気が抜けるのに時間が必要です。深度が浅くなる時などプラス浮力になる前に早目に予測して排気するようにして下さい。
ドライスーツでの適正ウエイトをしっかりと確認するようにして下さい。オーバーウエイトでは中性浮力が難しくなります。
中性浮力の最大のコツはウェットスーツと同じく、肺の空気です。ドライスーツになっても肺の浮力は変わりません。肺のコントロールを上手に使うようにしましょう。
ドライスーツ・スペシャリティ(SP)では、ドライスーツの着脱方法、給排気バルブの操作、中性浮力のトレーニングを学びます。
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ドライスーツの中性浮力と給気・排気バルブのまとめ

ドライスーツの中性浮力と給気・排気バルブの使用方法を分かりやすく徹底解説しました。
ドライスーツの給気はレギュレーターの中圧ホースを1本追加してドライスーツの胸部の給気バルブにつなぎます。
BCDとドライスーツの両方の給気・排気バルブを操作する必要はなく、基本的にはドライスーツの給気・排気バルブで浮力を調整します。両方を操作すると複雑になり、中性浮力がさらに難しくなります。
ドライスーツの排気バルブは左の肩に付いています。主に自動排気と手動排気の切り替えがあり、2通りの抜き方を選べます。リストバルブは慣れると使いやすくとてもおすすめです。
ドライスーツの場合は逆立ちになってしまい、足に空気がたまり急浮上してしまう「吹き上げ」という状態があります。ドライスーツの足の部分に排気バルブがついているタイプやガーターを取り付けて空気がたまらないようにするタイプもあります。

ドライスーツはウェットスーツ使用時と比べると1.5倍~2倍の量のウエイトが必要になります。ドライスーツではウエイトベルトより、重さを分散させることができるベスト型のウエイトベストがおすすめです。
ドライスーツの中性浮力はBCDの操作より難しく、慣れるまで時間が必要です。中性浮力の最大のコツはウェットスーツと同じく、肺の空気です。ドライスーツになっても肺の浮力は変わりません。肺のコントロールを上手に使うようにしましょう。
ドライスーツの中性浮力と給気・排気バルブの使用方法について知ることはとても重要です。
ドライスーツの給気・排気バルブの使用方法を理解していないと、ウェットスーツとはまったく異なるため、中性浮力がぜんぜん取れなくなります。深度コントロールができなくて急浮上してしまうかもしれません。
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