沖縄では馴染みの少ないドライスーツですが、冬場に長期間で滞在するかたにはおすすめです。普段、伊豆などので利用している方は慣れているダイバーさんも多いと思いますが沖縄ではまだまだ需要が少ないです。
ドライスーツの着方は、まず背中のファスナーを全開にして上半身部分を裏側におりかえします。足から着用して下半身まで着ることができたらサスペンダーを両肩にかけます。ドライスーツの着脱で大変なところは手首と首の着脱です。着脱の際にスムーズに行えるように手首の内側にはパウダーなどの粉をつけます。首の内側は顔が白くなってしまうので好みで良いかと思います。パウダーはドライ用のパウダーも市販されていますが、ベビーパウダーなどでも代用可能です。準備が済んだら手首から通していきます。首は女性は力が入りにくく、通りにくい場合もあるのでバディに手伝ってもらいましょう。
最後にバディに背中のファスナーを閉めてもらいます。背中のファスナーは一人では開閉することができないのでバディやインストラクターにお願いするようにしましょう。沖縄の場合はウエットスーツのダイバーが多いですが、声をかければみんな手伝ってくれると思います。又、ドライスーツのファスナーの開閉は硬くなりやすいのでシリコンスプレーやワックス、潤滑剤などをこまめにつけるようにしましょう。
ドライスーツは手首と首の部分から水没します。水の浸入を防ぐために手首と首の端の部分をそれぞれ内側へ1センチほど折り返すと水没の危険性が減ります。又、市販されている手首と首のバンドを利用するのもおすすめです。私の経験ではこの方法のどちらかをしないと水没することが多いです。
ドライスーツの脱ぎ方は、まず背中のファスナーを開けます。このときも一人ではできないのでバディやインストラクターに手伝ってもらいましょう。お手洗いに行きたい場合などは脱ぐのに時間がかかるので早めに声をかけて手伝ってもらいましょう。ファスナーを開けてもらっったら手首から脱いでいきます。人差し指を奥まで差込み、内側を破かないようにそっと引っ張ります。ある程度、脱げてきたらドライスーツの手首の端を両手で掴み引っ張ります。首はなるべく顔のあごや口ぐらいまで引っ張ってからドライスーツを裏返しにして引っ張ります。このときも女性の方は力が入りにくく脱げない場合があるのでバディやインストラクターに引っ張ってもらいましょう。手首と首が脱げたら、両肩のサスペンダーをおろして簡単に脱ぐことが出来ます。
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