沖縄ダイビングライセンス

沖縄ダイビングライセンス取得

サイドマウント・器材コンフィグレーション レクリエーション編

サイドマウントとは「side(体の横・脇)」+「mount(取り付ける)」撮影:ゆみ (オリンパスTough TG-5)
 

レクリエーション・ダイビングでは背中にタンクを背負う「バックマウント」のスタイルが主に普及しています。「サイドマウント」は体の横に1本、もしくは両脇に1本ずつの計2本のタンクを付けて潜るスタイルになります。サイドマウントとは、「side(体の横・脇)」+「mount(取り付ける)」の意味になります。これまでは、2本のタンクを利用する場合は、背中に2本のタンクを背負うダブルタンクが主流でした。特殊な大深度潜水やケーブダイビングでのテクニカル・ダイビングなどで利用されてきました。

 

近年、サイドマウントは海外を中心に普及がはじまり、PADIがサイドマウント・スペシャルティ・コースをスタートさせたことにより、サイドマウントは、ケーブダイビングやテクニカルダイビングだけのスタイルではなく、レクリエーション・ダイビングの新しい楽しみ方のひとつとして注目を浴びるようになりました。

サイドマウントのタンク。DINバルブで逆ハンドル

当スクールではテクニカル指導機関「IANTD」の近藤正義氏の協力を得て、サイドマウントを準備しています。
 
サイドマウントでは器材のコンフィグレーションがとても大事になってきます。コンフィグレーション(configuration)は直訳すると「配置」や「機器構成、設定」という意味です。テクニカル・ダイビングにおける器材コンフィグレーションとは、器材のセッティング/構成全般を指します。いくら信頼できる器材を使用したとしてもコンフィグレーションが不適切では危険を伴いかねません。適切な器材コンフィグレーションを理解することは非常に大切です。
 
サイドマウントの場合のタンクは水中で流線形を保つために浮力調整をコントロールしやすいアルミニウムがおすすめです。写真のタンクは10Lになりますが、女性の方は6Lなども使いやすいです。容量は6L、8L、10L、12Lなど用途にあわせて選びます。

 
バルブは通常のバルブとサイドマウント用の逆ハンドルのバルブを用意します。両脇に2本のタンクを取り付けた際にバルブが両方とも外側になるため、バルブの開閉が楽になります。又、レクリエーションではヨークバルブが主流ですがサイドマウントではDINバルブがおすすめです。サイドマウントでは流線形が基本のスタイルになります。ヨークバルブの場合はヨークスクリューが下に向かって突き出すため、周りの岩や水底に接触する危険性があります。
 
もちろん、最初は通常のバルブを使いヨークバルブで練習することも可能です。

サイドマウントのタンクの準備

タンクにはステンレスのタンクバンドをタンクバルブの根本から40センチの高さに取り付けます。ボルトスナップは、開閉バルブを自分側に向け、2時と10時の位置に取り付けます。レンタル用や旅行用に簡単に取り外しが可能なプラスチックバックルも市販されています。

サイドマウントのレギュレーター

DINレギュレーターを使い、自分の左脇に取り付けるレギュレーターがメインになります。(サイドマウントでは2本のタンクで交互に呼吸するため、どちらも利用します。)左側のレギュレーターは通常の長さのセカンドステージに90°アダプター、首からぶら下げれるようにバンジーを取り付けます。インフレーター用の短い中圧ホース、残圧計を取り付けます。
 
右脇に取り付けるレギュレーターはバディにも渡せるようにロングホースのセカンドステージで90°アダプターを取り付けます。こちらにも残圧計を取り付けます。インフレーター用の中圧ホースは左側のみに取り付け、右側には取り付けません。どのホースも必要な分のみの長さのホースを用意してブラブラさせないように気を配ります。

サイドマウントの器材セッテイング

レギュレーターをタンクにセッティングする際はホース類が邪魔にならないようにセカンドステージ、残圧計のホースは下へ向けてセッティングします。インフレーター用の中圧ホースのみ、接続しやすいように横から出すようにします。ロングホースはタンクバンドで固定します。右側のセカンドステージはバルブの根本付近に紐を着けて、ボルトスナップで簡単に取り外しができるようにします。

サイドマウントのBCD

BCDはバックマウントのBCDを利用する方法もありますが、サイドマウント専用のBCDがおすすめです。サイドマウントではタンクバルブをBCDのバンジーにかけて、タンクに取り付けたボルトスナップをBCDのDリングに取り付けます。サイドマウント用のBCDのスライドDリングは、Dリングを複数取り付ける必要がなく、Dリングの位置をずらすだけで、ダイビング中のタンクの浮力の変化に合わせてタンク取付け位置を調整出来るため、とても便利です。
 
また、肩や下半身を固定するベルトは長い一本ではなく、場所ごとにそれぞれ独立しており、サイズの調節をより素早く簡単に行うことが出来ます。水中で2本のタンクがグラグラしないようにDリングの付いている下半身のベルトは体にしっかりとフィットさせておくのが重要です。ポケットはサイドマウントの場合は下半身の後ろに取り付けるのがおすすめです。
 
次はサイドマウント・完全攻略ガイド レクリエーション編をアップしていきます。
 
当スクールのPADIサイドマウントスペシャリティはこちらをご覧ください。
 

(Last Update:2017年10月10日)

投稿者のプロフィール

空 良太郎
北海道小樽市生まれ。沖縄でPADIインストラクターを取得。その後、サイパンのMOCダイブセンター、タイのサムイダイビングサービスで勤務。世界的な水中写真家達と出会い、水中写真を始める。2011年に沖縄PADIダイビングスクール ワールドダイビングを設立。