
今回はバックロールエントリーが怖い方のために分かりやく徹底解説します。バックロールエントリーとはボートダイビングで座って背中からエントリーする方法です。慣れるまでの間は緊張する方も多いです。
記事の内容は「バックロールエントリーとは?」、「なぜ、バックロールエントリーなのか?」、「バックロールエントリーの正しい方法」、「バックロールエントリーのまとめ」に分けて紹介します。
バックロールエントリーの方法はとても重要です。正しく理解していないと他のダイバーとぶつかってしまうかもしれません。
当スクールのファンダイビングのメニューで使用しているボートは、ほとんどがバックロールエントリーになります。
この記事を読むことによって、バックロールエントリーを安全に行うことができるようになります。
バックロールエントリーとは?
バックロールエントリーはボートダイビングのエントリー方法で正式には「シッティングバックロールエントリー」と呼びます。
シッティング(sitting)は英語の「座っている」の意味で座って背中からエントリーする方法です。他には「ジャイアントストライドエントリー」と呼ばれ、立ったまま大きく足をふみ出す(stride)エントリーの方法があります。
上記のバックロールエントリーとジャイアントストライドエントリーが代表的なエントリー方法ですが、「フロントロールエントリー」や「サイドロールエントリー」などもあります。
なぜ、バックロールエントリーなのか?

ボートによって、バックロールエントリーとジャイアントストライドエントリーのどちらかの方法を選びます。バックロールエントリーは比較的、小型のボートで使用する方法です。エントリーする船べりから水面の高さが近いボートで行います。
※船べりはボートの側面の上端部、外側のへりになります。
ジャイアントストライドエントリーは大型のボートで使用する方法です。水面まで距離があるときに有効な方法です。ボートの船尾にエントリーするための専用スペースがあります。
バックロールエントリーは小型のボートでも船べりがエントリー場所になるので広いスペースでダイバーが同じタイミングでエントリーできるメリットがあります。又、座って準備してそのままエントリーできるのもメリットです。
バックロールエントリーの正しい方法

船べりに海側を背中側に向けて座ります。このとき準備しやすいように自分の器材はまとめて手の届く距離に置いておきましょう。バランスを崩さないように座りながらウエイト、フィン、マスク、グローブなどを装着していきます。
最後に担当のインストラクターが重器材を背負わせてくれます。すべての器材を装着したのを確認します。
※慣れてきたら先に自分で重器材を背負ってから座れるように練習しましょう。
エントリーする前に、タンクバルブが空いているか、エアが出るかなど器材の確認もしましょう。そして大事なのはBCDに空気を入れることです。そうしないとエントリーと同時に沈んでしまいます。

BCDを膨らませたら、右手の手のひらでレギュレーター、指先でマスクを押さえます。空いている左手はマスクのストラップを押さえます。右手と左手でマスクとレギュレーターはしっかりホールドしてください。
又、BCDを膨らませ過ぎるとエントリーした後に泳ぎにくいです。程よく半分ぐらいで大丈夫です。
※写真のダイバーは右手と左手を間違えているため、右腕にレギュレーターのホースが当たっています。
エントリーする前に後ろを確認して、あごを引いて、そのまま後ろ向きで背中からエントリーします。このときに1回転しようとしてはいけません。お尻を少しずつ海側にずらして背中から入ります。

エントリー後はBCDに空気を入れていたら浮いてきます。船を固定している船首に向かって泳いで、ロープ付近から潜降します。次のダイバーがエントリーしやすいようにエントリーした場所は速やかに離れてください。
バックロールエントリーでエントリーして、そのまま潜降しようとすると次のダイバーがエントリーできなくなったり、気がつかないでエントリーしてきてダイバー同士がぶつかってしまいます。
バックロールエントリーのまとめ
今回はバックロールエントリーが怖い方のために分かりやく徹底解説しました。
バックロールエントリーはボートダイビングのエントリー方法で正式には「シッティングバックロールエントリー」と呼びます。シッティング(sitting)は英語の「座っている」の意味で座って背中からエントリーする方法です。
ボートによって、バックロールエントリーとジャイアントストライドエントリーのどちらかの方法を選びます。バックロールエントリーは比較的、小型のボートで使用する方法です。エントリーする船べりから水面の高さが近いボートで行います。
バックロールエントリーの正しい方法はBCDを膨らませたら、右手の手のひらでレギュレーター、指先でマスクを押さえます。空いている左手はマスクのストラップを押さえます。
エントリーする前に後ろを確認して、あごを引いて、そのまま後ろ向きで背中からエントリーします。
バックロールエントリーの方法はとても重要です。正しく理解していないと他のダイバーとぶつかってしまうかもしれません。この記事を読むことによって、バックロールエントリーを安全に行うことができるようになります。
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