沖縄ダイビングライセンス

 

エア切れの対処法 緊急スイミングアセント

OLYMPUS DIGITAL CAMERA緊急時に必ず知っておきたいエア切れの対処法、緊急スイミングアセントのやり方です。オープンウォーターのライセンス講習でも練習します。

エアが切れてしまった際、バディが近くにいれば予備の空気源(オクトパス)をもらい浮上するのが最も確実な方法です。しかし、気が付いたらバディがすぐ近くにいない、6Mから9M以内の浅い水深で行うことが可能な緊急時の浮上の仕方です。

まずは、危険なものがないか確認するため右手は高く上にあげます。左手はインフレーターの排気ボタンに指をかけ、いつでも空気を抜けるようにします。これは浮上スピードをコントロールするためです。気道を確保するために上を見上げ、減圧症や肺の過膨張障害を防ぐために1分間に18Mを越えない速度でゆっくりゆっくり自分の足の力を使い、フィンキックをしながら浮上します。

この時、大事なのは浮上スピードです。教科書などのマニュアルには「1分間に18Mを越えない速度」と書かれていますが、実際にはわかりにくいかもしれません。自分の排出している泡を越えないように心がけて浮上するようにしてください。減圧症や肺の過膨張障害のほどんどの原因はこの浮上スピードによるものです。浮上スピードはゆっくりゆっくりにするようにしてください。

又、バディがいなくて9M以上の水深では最後の手段である緊急浮力浮上という方法があります。やる姿勢は緊急スイミングアセントに似ていますが大きく違うのは水中でウエイトベルトを外して投げ捨てます。そうすることにより何とか水面にたどり着こうという最後の手段です。この方法は実際にエアが切れた水深や個人の体力にもよりますが生存率は高くない方法です。

大事なのはエア切れを未然に防ぐ、バディとは離れないというのが安全にダイビングをするためのルールです。

(Last Update:2016年7月8日)

投稿者のプロフィール

空 良太郎
北海道小樽市生まれ。沖縄でPADIインストラクターを取得。その後、サイパンのMOCダイブセンター、タイのサムイダイビングサービスで勤務。世界的な水中写真家達と出会い、水中写真を始める。2011年に沖縄PADIダイビングスクール ワールドダイビングを設立。