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SAC・1分間の空気(エア)消費量

SAC・空気消費量の大切さ

ダイバーの間では、「エア持ちが良い」、「エアが長い」、「エアが早い」などの表現があります。ダイビングを終えた後のシリンダーの残圧を、周りのダイバーと比べて、自分の空気(エア)の消費量をおおまかに確認します。

空気(エア)の消費量はそれぞれです。体力、体の大きさ、ダイビングスキル、器材の種類などによって変わります。又、同じダイバーでも水深や流れの強さによっても変わります。緊張していたり、興奮したりなどしても変化が出ます。

SACとはダイバーの水面空気消費率のことを指します。ダイバーが水面で1分間に消費する空気量の量をリットル(L)で計算します。ダイバーにとって自分のSACを知ることはとても重要です。ダイビングの計画に役に立ち、エア切れのトラブルを未然に防ぐことが可能になるからです。

以下の内容では「SAC・空気(エア)消費量の計算式」「SAC・空気(エア)消費量の計算方法」「平均的なSAC・空気(エア)消費量」「SAC・空気(エア)消費量を使用したダイビング計画」「SAC・空気(エア)消費量のまとめ」を説明します。
 


 
国内では、ダイビングの計画をダイビングガイドに任せていることが多いです。しかし、セルフダイビングやテクニカルダイビングでは自分のSAC・空気(エア)消費量の確認は必須になります。

安易なダイビングの計画は事故を招いてしまう危険性があります。自己管理のためにも自分のSAC・空気(エア)消費量は確認しておきましょう。
 

SAC・空気(エア)消費量の計算式

 

  • SAC=水面での1分間の空気消費量(L)
  • 消費した空気量=「開始時のシリンダーの圧力」-「終了時のシリンダーの圧力」
  • シリンダーの容量(L)=日本国内は10Lが多いですが他の容量もあります。写真は6L(アルミ)、10L(スチール)、11L(アルミ)
  • 水深の絶対圧=(水深÷10)+1
  • 潜水時間(分)=ダイビング時間

例えば、ダイビング開始時のシリンダーの圧力が200Barだったとします。10Lの容量のシリンダーを使用して15Mに40分間のダイビングをします。ダイビング終了時のシリンダーの圧力は50Barでした。SACは15L/分になります。
 

SAC・空気(エア)消費量の計算方法

SAC(1分間の空気消費量)を実際に計算する方法はいくつかあります。
 

パターン A

水中で広くて泳ぎやすい中層を探します。ダイブコンピュターや深度計で深度を一定に保ち、泳ぎます。泳ぐ時間は10分以上がおすすめです。計測する前と後のシリンダーの圧力を確認して消費した空気量を計算します。泳ぐスピードは普段泳ぐペースで大丈夫です。

例えば、10Lのシリンダーで15Mを10分間泳いで空気を40Bar消費した場合はSACは16L/分になります。

テクニカルダイビングでは減圧停止時間が長いため、休息時のSACも計算します。一般的なレジャーダイビングでも潮の流れが速い場合を考えて、激しい運動時のSACも把握していると役に立ちます。

 

パターン B

ログブックの開始時と終了時のシリンダー圧力を確認して消費した空気量を計算します。深度はダイブコンピューターのアベレージ深度(平均水深)で計算します。潜水時間はダイビングのトータルタイムになります。

例えば、10Lのシリンダーで開始時のシリンダーの圧力が200Bar、アベレージ深度が15Mで40分間のダイビングタイムをします。終了時のシリンダーの圧力が50Barだった場合、SACは15L/分になります。

ログブックの場合は、複数のダイビングのログデータを確認して平均SACを出しておくことがおすすめです。

 

平均的なSAC・空気(エア)消費量

一般的に、SAC(1分間の空気消費量)は、男性のほうが肺活量が多く、運動量も多いため、女性と比べると多くなります。体格が大きい人は小柄な人に比べると消費量は多くなります。又、中性浮力が上手でない方は、無駄な動きが多くなり、消費量は多くなります。男性の場合は平均的なSACは13L/分~16L/分、女性の場合は平均的なSACは11L/分~14L/分ぐらいになるかと思います。

周囲のダイバーと比べて空気消費量が気になる方は、空気を吸う量を減らしたり、スキップ呼吸などしないように注意しましょう。逆に苦しくなり、多くの空気を消費してしまったり、事故を起こしてしまう危険性を高めてしまいます。

中性浮力を意識して、水の抵抗を少なくするために、流線形の姿勢を取り、効率の良いフィンキックを心がけます。激しい動きは避けて一定のペースで泳ぐようにします。又、気になる方は、周りのダイバーよりも少し深度を浅めにすると空気の消費量も少なくなります。

フィンキックはフィンキックのコツ・正しい泳ぎ方もご覧ください。

経験本数を増やして、ダイビングスキルを磨けば、空気消費量は自然と少なくなってきます。
 

SAC・空気(エア)消費量を使用したダイビング計画

SAC(1分間の空気消費量)が確認できれば、ダイビングの計画を立てることに役に立ちます。自分のSACが16L/分の場合、深度15Mで40分間のダイビングを計画します。「16L/分」×「2.5(絶対圧)」×「40分(ダイビングタイム)」=1600Lの空気が必要になります。10Lのシリンダーで開始時の圧力が200Barだった場合は終了時の圧力は40Barになります。

40Barでは、何かトラブルが起こった場合に少し不安です。深度を浅くするか、ダイビングタイムを短くする必要があります。又、シリンダーの容量を12Lに変更しても良いです。

一般的にダイビング終了時のシリンダーの圧力は50Barよりも少なくならないように計画を立てましょう。
 

テクニカルダイビングでは「1/3ルール」というのがあります。ダイビング終了時に全体の空気の1/3を残して終了するように計画します。さらにバディがエア切れを起こした場合や予定していた水深と時間を超えてしまった場合なども考慮して保守的に計画します。

 

SAC・空気(エア)消費量のまとめ

当スクールでは、テクニカルダイビングのコースも開催しています。TDIイントロテックコースは正しいテクニカルダイビングの基礎を身につけることを目的としたコースになります。SAC(1分間の空気消費量)を使用したダイビングの計画を立てて、コースを進めていきます。

本格的にテクニカルダイバーになることを考えていなくてもテクニカルダイビングの技術や知識を知りたいと考えている一般的なレジャーダイバーにとっても価値のある内容です。
 

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投稿者のプロフィール

空 良太郎
北海道小樽市生まれ。サイパンのMOCダイブセンター、タイのサムイダイビングサービスで勤務。2011年に沖縄ダイビングスクール ワールドダイビングを設立。世界的な水中写真家達と出会い、水中撮影を始める。水中写真はフォトグラファーの矢内大介氏、水中カメラマンの増子均氏が師匠。現在まで数多くのTV番組や書籍、図鑑、企業などに写真を提供する。

サイパン時代に、IANTD本部の近藤正義氏と出会いテクニカルダイビングを始める。現在はSDI/TDI/ERDI JAPAN代表の加藤大典氏が師匠。SDI/TDIインストラクター、IART(国際テクニカル協会)インストラクター。テクニカルダイビングの普及にも取り組んでいる。
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