今回はスキューバダイビングで足がつった時の治し方を分かりやすく徹底解説します。ダイビングライセンスを取得するためのオープンウォーターのコースでも学ぶ内容です。
スキューバダイビングではダイビング用のフィンを履いてフィンキックをします。慣れるまでの間は足に負担をかけてしまうこともあります。ダイバーのなかにはダイビング中に足がつってしまったことがある方も多いと思います。
記事の内容は「足がつった時のこむらがえりとは?」、「足がつった時の治し方」、「ダイビングで足をつってしまう原因と予防方法」、「足がつった時の治し方・まとめ」に分けて紹介します。
これからスキューバダイビングを始めようとしている方や足をつりやすいダイバーには必須の内容です。
スキューバダイビングで足がつった時の治し方(対処方法)はとても重要です。足がつったままではチームとはぐれてしまったり、バディを見失ってしまうかもしれません。
ダイビングで足がつった時の治し方を知ることによって安全にスキューバダイビングを楽しむことができるようになります。
足がつった時のこむらがえりとは?
足がつった時は筋肉が急に収縮してけいれんを起こしています。ダイビング中にふくろはぎや足の筋肉がつることがあります。足がつった時のことを「こむらがえり」と呼びます。
こむらがえりは、主にふくらはぎの筋肉が異常に収縮して、痙攣(けいれん)を起こすことで起こります。ちなみに、こむらがえりの「こむら」はふくらはぎのことを指します。
その名の通り、ふくらはぎに多く起こりますが、実は、足の裏や指、太もも、胸など、体のどこにでも発生します。運動中や就寝中に発症することが多く、妊娠中や加齢によっても起きやすくなります。
こむらがえりを起こすと、強い痛みを伴いますが、ほとんどの場合は数分間でおさまります。
足がつった時の治し方(対処方法)
ダイビング中にふくろはぎや足の筋肉がつってしまった場合でも治し方などの対処法を知っていれば緊急事態ではありません。水面も水中も足がつってしまったときの治し方があります。
足がつってしまったらチームからはぐれないようにインストラクターやバディに合図してから止まります。
足がつった時の治し方は、つってしまった痛みのある部分をゆっくりと伸ばしてあげます。急に伸ばすと、さらに痛める可能性があるのでゆっくりと伸ばしていきます。バディやインストラクターに手伝ってもらっても良いです。
足の腿やふくらはぎの裏側をつった場合は足を身体の前に伸ばし、フィンの先をもって身体の方向へゆっくりと引っ張り、収縮している筋肉を伸ばしてストレッチをします。
足の腿の前側やすねをつった場合は足を身体の後ろへ伸ばし、足首をもってかかとをお尻に付けるようにしてゆっくりと引っ張り、足の前側の筋肉を伸ばしてストレッチをします。
足の裏や指をつってしまった場合はフィンやブーツを履いたままでは対処が難しい場合もあります。ダイビングは中止してフィンやブーツを脱いで対処するようにしましょう。
ダイビングで足がつった時は筋肉を休ませて、つってしまった筋肉をストレッチやマッサージします。
痙攣(けいれん)が治まったらしばらく休んで前よりゆっくりとしたペースで泳ぎます。痙攣をおこした筋肉はまったく使わないより、しばらく休ませてから負担の少ないペースで動いた方が早く回復します。
足がつってしまった時は自分で対処するのも大事ですが、ロスト(迷子)の原因にもなるので無理せずにインストラクターやバディに助けてもらいましょう。
ダイビングで足をつってしまう原因と予防方法
ダイビングで足をつってしまうのはほとんどの場合、筋肉の異常な収縮が原因です。ふくらはぎなどの筋肉は過剰に伸びたり、収縮したりすると、無理な動きによって傷めてしまいます。
スキューバダイビングで足をつらないようにするためには、正しいフィンキックを行うことが重要です。
中性浮力や深度コントロールのためにフィンキックを使用していると足への負担が大きくなります。又、足の膝を曲げる動きでフィンキックする「自転車漕ぎキック」も足首への負担が大きくなります。
スキューバダイビングで足をつりやすいダイバーはフィンキックの方法を改善するようにして下さい。
又、足がつるのは脱水症状、寒さ、血液の循環が阻害されることなどが原因でも起こります。スキューバダイビングの前後はしっかりと水分補給をして、水温に適したウェットスーツを着用するようにして足つりの予防をおこなうようにしましょう。
足がつった時の治し方・まとめ
今回はスキューバダイビングで足がつった時の治し方を分かりやすく徹底解説しました。
足がつった時は筋肉が急に収縮してけいれんを起こしています。ダイビング中にふくろはぎや足の筋肉がつることがあります。足がつった時のことを「こむらがえり」と呼びます。
足がつった時の治し方は、つってしまった痛みのある部分をゆっくりと伸ばしてあげます。急に伸ばすと、さらに痛める可能性があるのでゆっくりと伸ばしていきます。
足の腿やふくらはぎの裏側をつった場合は足を身体の前に伸ばし、フィンの先をもって身体の方向へゆっくりと引っ張り、収縮している筋肉を伸ばしてストレッチをします。
足の腿の前側やすねをつった場合は足を身体の後ろへ伸ばし、足首をもってかかとをお尻に付けるようにしてゆっくりと引っ張り、足の前側の筋肉を伸ばしてストレッチをします。
足の裏(土踏まず)や指をつってしまった時は、フィンやブーツを履いたままでは対処が難しい場合もあります。ダイビングは中止してフィンやブーツを脱いで対処するようにしましょう。
スキューバダイビングで足をつらないようにするためには、正しいフィンキックを行うことが重要です。
スキューバダイビングで足がつった時の治し方(対処方法)はとても重要です。足がつったままではチームとはぐれてしまったり、バディを見失ってしまうかもしれません。
ダイビングで足がつった時の治し方を知ることによって安全にスキューバダイビングを楽しむことができるようになります。