今回はエア切れの対処法である緊急スイミングアセントの浮上方法を解説します。
タンクの空気が空になってしまうエア切れのトラブルはダイビングで最も怖いトラブルです。エア切れの対処方法はいくつかありますが、バディがすぐ近くにいればバディの予備の空気源(オクトパス)をもらうことができます。
しかし、気が付いたらバディがすぐ近くにいない場合は自分一人の力で水面まで浮上しなくてはいけません。緊急スイミングアセントは深度が6M~9M以内でバディや他のダイバーより水面のほうが近い場合の浮上方法になります。
記事の内容は「緊急スイミングアセントとは?」、「緊急スイミングアセントの浮上方法」、「緊急浮力浮上について」、「緊急スイミングアセントのまとめ」に分けて解説します。
エア切れの対処方法は予備の空気源(オクトパス)をもらうのが最も安全な方法になります。ダイビング中はバディと離れないようにしてください。又、エア切れを未然に防ぐためにも残圧計の確認はこまめにしましょう。
緊急スイミングアセントの浮上方法はとても重要です。緊急スイミングアセントの浮上方法を知らないとエア切れのトラブルで水面まで安全に浮上できないかもしれません。
ダイビングの期間が空いてブランクがある人や、昔にダイビングライセンスを取得して忘れている人には必見の内容です。
緊急スイミングアセントとは?

緊急スイミングアセントは教本やマニュアルでは「コントロールされた緊急スイミングアセント」と表記されています。
英語では、「Controlled Emergency Swimming Ascent」と言います。ダイバーの間では略して「CESA」とも言われます。「Ascent」は日本語で上昇を意味します。
緊急スイミングアセントはタンクの空気が完全になくなり、深度が6M~9M以内でバディや他のダイバーより水面のほうが近く、他に予備の空気を持っていない場合の浮上方法です。
安全な浮上スピードをコントロールしながらゆっくりと水面まで浮上するエア切れの対処法です。
緊急スイミングアセントの浮上方法
緊急浮力浮上について
緊急スイミングアセントのまとめ
緊急スイミングアセント ~エア切れでも自力で生き延びろ!~

<用語の意味>
アセント:浮上
インフレーター:BCD内に空気を給気・排気できるボタンが付いているホース
オーラル給気:インフレーターの排気ボタンを押しながら、自分の口から息を吐いてBCDの浮力を確保すること
<どんな時に使うのか?>
・水中でエア切れになってしまった。
・近くにバディがいない。(予備の空気源をもらえない)
・バディより水面の方が近い。(9m以内)
※実際には使う事がないよう、エアの管理をしながらダイビングを楽しんでください。
<スキル練習の注意点>
・浮上する場所に障害物がないかどうか気を付ける。
・レギュレーターは咥えたまま、ウエイトも捨てない。
・息継ぎなしの、一呼吸で息を吐き続けながら浮上する。
・左手で持っているインフレ―ターは水面に上がっても離さない。
<練習内容>
①頭上安全確保のため右手を上へ伸ばす。
②左手はインフレ―ターの排気ボタンに手を添える。
③息継ぎなしで一息で「アー」と水面までフィンキックで浮上する。
④水面に顔が出たら、レギュレーターを口から離し、息継ぎする。※フィンキックは止めない
⑤インフレーターからオーラル給気し、浮力確保する。



