沖縄本島中部の恩納村の西海岸沿いには潮間帯において、干潮時に岩や砂泥底などの底質のくぼみに海水が取り残されて水がたまったタイドプールと呼ばれる部分がたくさんあります。
タイドプールは、満潮時に海水につかる部分が干潮によって陸に出たときに、その地形によって海水が残る部分のことを指します。潮だまり(潮溜り・潮溜まり)とも呼ばれています。小さなものは指先ほどのものから、大きいものはプールほどもあり、さまざまな大きさがあります。満潮時には海の一部となり、干潮時から次の満ち潮までは、独立した閉鎖された水域になります。
毎年、5月、6月に恩納村の万座毛方面や裏真栄田でタイドプールのギンポの仲間の婚姻色を撮影しています。この時期はさまざまな種のギンポ達の婚姻色がみられます。ギンポの仲間は礁池内やタイドプールなど浅場に生息します。
ロウソクギンポの雄は顔をまっ黒に染めて巣穴からピョコピョコと上下運動を繰り返して求愛ダンスを踊り、雌は求愛行動の激しい雄を選び、巣穴で産卵します。シマギンポは、頭部が黒くなり、身体の全身が明るい橙色に変化します。
ロウソクギンポの婚姻色・鏡面写真
シマギンポの婚姻色
ロウソクギンポの婚姻色・鏡面動画
沖縄でタイドプールでの撮影に興味のある方はフォト派・タイドプール マクロ好きプランからお申込みください。一眼レフの撮影方法、ストロボの当て方などもご案内します。