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沖縄の珊瑚礁の白化とラニーニャ現象

沖縄の珊瑚礁の白化とラニーニャ現象

2016年の夏も暑い日々が続いています。今年は『ラニーニャ現象』が発生する可能性が高く、史上最も暑い年になると予想されています。南米沖の赤道付近の海域で、一昨年の夏から海面水温が高くなる『エルニーニョ現象』が起きていましたが、今年は海面水温が低くなる『ラニーニャ現象』が発生する予想を気象庁が発表しています。

 

夏の時期にラニーニャ現象が発生すると、気温が高くなり、高確率で猛暑になります。以前に2010年の日本でもこのラニーニャ現象の影響で猛暑になりました。

珊瑚礁の白化と半水面

ラニーニャ現象になり暑い日々が続くと、もちろん水温も上昇します。沖縄も今年はすでに今までに前例がないくらいに水温が上昇しています。ダイブコンピューターの水温は連日30度になり、浅いところは31度を超えている地域もあります。そろそろ珊瑚の白化が気になります。

 

珊瑚の白化は、水温の上昇などによる環境ストレスにより褐虫藻の光合成系が損傷され、珊瑚が褐虫藻を放出することにより起こります。このとき、珊瑚の白い骨格が透けて見え、白くなるため白化と呼ばれます。環境が回復すれば褐虫藻を再び獲得して珊瑚は健全な状態に戻りますが、環境が回復せず白化が長く続くと珊瑚は死んでしまいます。

沖縄の珊瑚礁の白化とラニーニャ現象

現在、地球の温暖化により世界的に珊瑚の白化が報告されています。珊瑚の棲息に適する水温は25度~28度とされています。30度を超える水温の状態が長期間続くと白化が起こります。

 

温暖化による長期的な海水温の上昇以外にも、今回のような『ラニーニャ現象』などの気候的な原因でも引き起こされる場合もあります。1997年~1998年の世界的に大規模な白化が起こった年は、高水温が『エルニーニョ現象』によってもたらされました。

 

浅瀬の珊瑚はここ数日で白化がはじまっているのを何度か発見しました。ダイビングガイドとして、何もできないことにとても悔しい気持ちです。

 

投稿者のプロフィール

空 良太郎
北海道小樽市生まれ。サイパンのMOCダイブセンター、タイのサムイダイビングサービスで勤務。世界的な水中写真家達と出会う。2011年に沖縄ダイビングスクール ワールドダイビングを設立。水中写真はフォトグラファーの矢内大介氏、水中カメラマンの増子均氏が師匠。現在まで数多くのTV番組や書籍、図鑑、企業などに写真を提供する。テクニカルダイビングはIANTD近藤正義氏が師匠。IART(国際テクニカル協会)のインストラクターでもあり、サイドマウントの普及に取り組んでいる。
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